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 (chapter3)「トータル」で勝つには・・・馬券の種類から始まり、馬券の購入点数、それから当然、資金配分を考えることになります。それから・・・

 さて、ここから−chapter4−が始まります。
 ここにいらっしゃったみなさまは、すでに自分なりの確固とした馬券術をお持ちであるか、ないにしても、競馬で儲けてみたいという意欲をお持ちの方であると思います。そのように真剣に競馬に挑んでいる方々に“こうしろ、ああしろ”などと偉そうにいうつもりは毛頭ありません。さらに「馬券生活」というゴールにたどり着くまでの道筋は決して1つではないでしょう。
ですから、このchapter4でのアドバイスはゴールにたどり着くまでの無数にある道筋の中の「1つ」であると考えていただきたい。
 一番大切なことは継続です。
    

 それでは、まずはじめに馬券の種類について考えてみたいと思います。
単行本「ブロック式馬券利殖術」において、多分、多くの方が不満に思われること、それは馬連への対応がなされていない!という事ではないでしょうか。
お気持ちはよくわかります。もちろん、私も馬連馬券でずっと勝負してきましたから、いまさら単勝・枠連のみに切り替えるというのは、言うほど簡単ではありませんでした。何しろ配当が違います。これは馬連馬券の大きなメリットです。
(上の文章を書き上げたときにはまだ馬単3連複も導入されてはいませんでした。現状を考えてみると、多くの方がより高配当をもたらしてくれる馬単・3連複馬券に心を奪われているようにみえます。)
■リニューアルにともなうデータ見直しの結果、一部「馬連」馬券にも対応しております。(03.5月以降)


当初「ブロック式馬券利殖術」の完成前の段階では、この「馬券の種類」に関する考えも載せていたのですが、それはページ数等の問題で省略してしまいました。
ここでその考え方を簡単に説明いたします。
これは実は競馬をどのようにとらえるかという大きな問題に関わることなのです。
それなのに意外と多くの方が(たとえ初めて競馬をやる方でも)あっさり馬連馬券を買っているのをみると、誰もその重要性に気づいていないのかな、と思ってしまいます。
まず馬券の種類を考える際に、あなたがどのようなスタンスで競馬に望んでいるのかをはっきりさせておく必要があります。
つまり、的中数重視・・・コツコツ的中させながら利益を上げていく戦略 なのか、
 ハイリターンを狙う・・・的中の数など問題ではなく、大きな穴を一発当てて回収率100%以上を達成させていく戦略、なのかどちらなのかということですね。
                        
 もちろんその両方共にメリットがありデメリットがあります。
                    

馬券の種類(フルゲート18頭出馬の場合)
△(出走頭数15頭の場合)
馬券  単純
的中確率
長所と短所
複勝 3/18
△(3/15)
 コロガシなどの戦術もあるとおり1番当てやすい馬券。ただし、オッズが低い、オッズに幅があり読みづらいなどの難問あり。
ブロック式に関していうなら、データの収集に1レースにつき3点の当たり馬券がある煩わしさと、買う際のオッズがわかりずらい等で落選。
単勝 1/18
△(1/15)
“馬”を応援している人が買う馬券だと思っている人が多いみたいだが、実は投資競馬では単勝こそがメイン馬券である。
その訳は、データ収集のしやすさと、的中確率、それに上位人気の安定した出現率にある。
問題はオッズ。それでも致命的な問題ではない。

枠連 1/36
△(1/36)
 単純な的中確率は1/36。しかし出現率でいえば1〜3番人気の枠連馬券は全体の4割以上を占めてしまう。データ収集も簡単。
当然馬連に比べオッズが低く、自分が狙った穴馬の同枠に本命馬などいようものなら枠連を買う気はおきないだろう。

ワイド 3/153
=1/51
△(3/105)
=1/35
 簡単に当たりそうだと思ったら、これが意外と当たらない。それは当然だ。単純的中確率を見てほしい。枠連より当てづらいのである(出走頭数が16頭以上の場合)。枠連をビシバシ当てることが出来ずにワイドで当たるわけがない。
(※ワイドの的中確率に関しては出走頭数を念頭に入れる必要がある。15頭以下なら的中確率から枠連よりも当てやすいということになる)
ブロック式に関していうなら、複勝同様買う際のオッズのわかりずらさが残るもののデータの収集に関しては「オッズ人気」以外のデータ採用により、今後活用可能な馬券となりそうだ。

馬連 1/153
△(1/105)
 さて、もうこれがグローバルスタンダード(日本だけ)のようになってしまった馬連馬券。オッズ的には魅力的なのはいうまでもないが、1/153というのが現実の世界。いや、そのうちの半分はどうせ来ないから関係ないよ、と思ってしまうが、それなら単勝や枠連ならもっと簡単だということになる。
1/153の現実をあなどってはいけない。
 一発逆転の魅力を秘めながら、凡人のサイフからは確実に銭を抜いているに違いないだろう。 (2002年上半期まで)
馬単・3連複導入によって何か簡単に当てられそうな気になってしまうのが恐いところ。
ブロック式ではワイド馬券同様、「オッズ人気」以外のデータ採用により、今後活用可能な馬券となりそうです。
馬単 1/306
△(1/210)
 2002年7月13日、馬単・3連複が全国発売スタートとなった。多くの馬券ファンが待ち望んでいたということだ。いろんな予想が楽しめるという点でこれは確かに喜ばしいことなのでしょう。が、現実の数字(的中確率)を見ていただきたい。“そんなこと言われなくたって分かってるよ”とお叱りを受けそうだが、実際はこの確率との戦いであるということを忘れてはならないのだと思う。
ブロック式採用馬券としては落選。

3連複 1/816
△(1/455)
馬単同様に、とんでもない的中確率である。これ(この馬券)のみでは到底控除率の壁を破ることは不可能だと思われます。もちろん高額配当金額は魅力ではありますが、何回に1回、いや、何十、何百に1回的中させられるかが問題なのです。
これもブロック式採用馬券としては落選。致し方なし。
ただし、データ収集は継続していますのでどこかで日の目を見ることになるかも・・・。

◆すべての馬券にいえることですが、chapter1で確認したように、馬券を娯楽・楽しみ・ストレス発散で買っている方なら、どんな種類の馬券を買ってもノープロブレムだと思います。それは宝くじに似て、的中したときの(当たらなくても仕方ない)喜びが得られればいいのです。土・日の楽しみであり、人それぞれの競馬に対する接し方というわけです。

★ただし、本当に儲けたいのなら・・・。

−Chapter4−のポイント
■(馬連)・馬単・3連複の配当、どちらも一発逆転のスリルとハイリターンをもたらしてくれそうですが、もしあなたが、どんな馬券術を使ってみても単勝ですら的中させることが出来ないのなら、そして枠連ですらプラスにさせることが出来ないのなら、まずは単勝を予想してみましょう。そして次に枠連で勝負です。
 馬単ですか?馬連でプラスに出来ずになぜ馬単で勝てるのでしょうか。配当がいい?一発当てれば・・?当たらなければノーリターンです。その現実から逃れて、夢を追い続けていてもJRA(農林水産省)がほくそ笑んでいるだけなのです。

        
 
毎週馬連であの人気出現表をつけてみればわかるのですが、それはもうバラエティに富んだ数字の羅列になります。あれを見ると、やっぱり馬連の難しさが感覚ではなく、数字としてよくわかるのです。馬単や3連複ならなおさらです。
まずは、単勝と枠連で今以上の結果が出せるように集中していきたいと考えております。

ただし、この章の冒頭で、「馬券生活」というゴールにたどり着くまでの道筋は決して1つではない!と私が言ったとおり、なにも単勝と枠連だけにしろといっているわけではなく、もし今まで何も考えずに馬連を買っていたのだとしたら、ちょっと立ち止まって考えてみることも必要なのでは、という話しをしたかったのです。

もちろん、いつかは「ブロック式馬券利殖術」で馬連にも挑戦したいという気持ちはあります。しかし、それはもう少し?先の話しになることでしょう。
(2002年上旬記) 

★さて、ホームページのリニューアル(2003年5月)にともない、「オッズ人気」以外のデータも採用することになりました。より確実に買い目を選定できるので、従来の「オッズ人気」にあったデメリットの解消に役立つはずです。そしてそのおかげで単勝・枠連データに加え「馬連」馬券も採用することになりました。もちろん基本は的中確率の高い馬券の採用に変わりはありません。
■興味がありましたらWait&Netをぜひご覧ください。




 さて、ここで少しブレイクタイム
これまでのchapter1からまでの流れをもう一度簡単におさらいしてしまいましょう。

−競馬で儲けるためには− Chapter1の結論

◆肝心なのは、競馬に対する自分のスタンスを明確にさせること。

★終生のプラスを心に誓い、安易な馬券の買い方に決別するのか、それとも時に大穴を当てたり好きな馬を追いかけたりしながら終生競馬と楽しく付き合っていくのか、どちらかはっきりさせること!まずはそこから始まると心して下さい。

−何を元に馬券を買っていますか− Chapter2の結論
★自分で決めた馬券の買い方を徹底的に追いかけ、検証する。毎レースごと買い方を変えているようでは進歩がないし、勝ち続けることはできない。
−それでも儲けることができないのはなぜでしょうか− Chapter 3の結論
★自分がどのようなポリシーで馬券を買っているのかを考えてみましょう。
馬券を買う際、2つのパターンのどちらかに大きくかたよってはいませんか。かたよっているかもしれないと感じたなら、それを修正する事が必要なのではないでしょうか。

■ ローリスク・ハイリターンを狙うというのは、競馬を楽しむ上で、大切なことなのかもしれません。なぜか?
その場その場ではあまり大きな痛手を負わずに済むからです。つまり長く遊んでいられます。
宝くじやロトを考えてください。1回300円〜数千円という少資金で最高3億円が得られます。
少資金だから多くの方は長い期間に渡ってコツコツと買い続けられるのですが、この宝くじをローリスク・ハイリターン商品と呼んでもいいのでしょうか。これを投資と呼んでいいものなのか。
実際宝くじに費やしたお金以上のリターンを得ている人が何人いますか。
宝くじの控除率は50%以上ですから(競馬の方がかなりましです)、ほとんどの方は損をしているのです。
ローリスク・ハイリターン商品というものはそういうものだ、と言ってしまえばそれまでですが、少資金=ローリスクと思っているので、負けていても実感がわかないですし、高配当=ハイリターンばかりに目がいっているので、一旦ハマると抜け出せなくなります。現状では馬連→馬単・3連複がそれに当てはまります。
 もしかしたら馬連馬券じゃなければ、あなたの馬券収支はもっとよかったのかもしれません。

 さて、Chapter4の結論ですが、先ほどポイントで書いたことがそのまま結論になります。

−ローリスク・ハイリターンという幻想− Chapter 4の結論
★あなたが買う「馬券の種類」をもう一度見直してみませんか。
もしあなたが自身の馬券術によって、これだと思った穴馬を見つけられたとしたら、自動的に相手馬を探してオッズとにらめっこするのではなく、その馬の複勝1点買いという選択だってある、ということです。馬連に比べればオッズは低いですが、1点買いで済み、しかもその馬が3着までに入ればよいのです。穴馬はしっかり来たのにもう一頭の抜け目で痛い目にあうことはありません。それだけであなたの馬券収支はかなり改善するはずです。
 また単勝1点買いを見直すことも必要ですし、ブロック式のように単勝2点買いだってありなのです。
枠連で購入点数を減らしながら的中確率を上げることだって出来ます。

−穴馬を探すことも大切ですが、高配当!馬連→馬単・3連複馬券の呪縛から逃れ、どうしたら効率よく儲けることが出来るのかをそろそろ真剣に考えるときではないでしょうか−


 Chapter4は少々長くなってしまいました。
みなさんお疲れさまでした。
馬券の種類も見直したことですし、そろそろ次の章に移りましょう。
Chapter5も今までの流れと当然無関係ではありません。すべてを考慮に入れつつ、次は投資金の問題を考えてみたいと思います。
 
それではご一緒にいきましょう。
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