気まぐれコラム

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8月 9日


9月 30日




2003年
No.58
9/30
− コンピ指数順位「東西」比較・単勝編 −

■一ヶ月以上もこのコラムをおざなりにしております。ネタがないわけではないのですが・・・。簡単に言えば、「ガス欠状態」とでもいいましょうか、データの更新・検証、予想→ホームページへのアップと、一週間がアッという間に過ぎていくので、コラムに費やすエネルギーが残されていない状態になっているのです。m(_ _)m

 この4月に「日刊コンピ指数(関東版)」人気(=順位)を取り入れ、データの充実を図ってきました。
 (※日刊コンピ指数→詳しくはウルトラ!ニッカンスポーツ・コム
 そして9/13より全競馬場、ウインズで開催全場の馬券購入が可能となったのにともない、関西版コンピ指数人気も取り入れ、検証・予想を始めました。そしてこれにより、いよいよ、コラムに費やす“暇”がなくなってしまったのですよ。(有料サイトにご参加していただいているメンバー様には、そこのところ、分かっていただけると思っているのですが・・・(^^;))

 まあ、この場でグダグタと愚痴を言っても始まりません。
せっかくですから、馬券投資の基本となるデータを掲載しておきます。
初めて訪れていただいた方には何の役にもたたないかもしれません・・・。

■毎土・日曜の「Wait&Net」予想欄(メンバー用)でも書き込みましたが、「コンピ人気(=順位)」と「オッズ人気」は大きく異なることがしばしばあります。しかし、年間単位(マクロ)で見ると実際は、その出現率・平均配当とも、非常に似通った数値になることがわかっております。(このデータ比較は、メンバーズサイト内の−日刊コンピ人気JRAオッズ人気 データ比較−に掲載しております)
もちろんこれは、あくまでも年間を通したものであり、1日、1開催単位では、“何で”?というほどコンピ順位とオッズ人気「結果」が違うことがしばしばみられます。
特に、関西版コンピ順位は、関東版に比べ、その結果がオッズ人気と違うことが多い、またその差も大きいと感じられます。
つい最近の例では、4回阪神6日目、6R。1着になった馬はコンピ順位で7番(人気)であったのですが、オッズではなんと3番人気でした。
 で、そうした印象が正しいのか、つまり関東版と関西版では、順位による出現率や平均配当の結果に差があるのかどうか、これを検証しなければ、関西版コンピを予想の元になるデータとしては使用できません。

そこで、比較しました。以下の表をご覧下さい。

 ◆ コンピ指数順位<東・西>&<オッズ人気> 比較 ・ 単勝編

コンピ 出現率 平均配当 オッズ 東/西
順位 西 平均 西 平均 人気 出現率 平均配当
1 34.4% 34.2% 34.3% \231 \231 \231 1 33.4% \222
2 19.1% 19.3% 19.2% \429 \423 \426 2 18.7% \409
3 12.7% 12.4% 12.5% \641 \648 \644 3 13.1% \608
4 9.1% 8.8% 8.9% \865 \853 \859 4 9.8% \894
5 6.8% 6.9% 6.8% \1,234 \1,196 \1,215 5 7.0% \1,211
6 5.4% 5.7% 5.6% \1,598 \1,587 \1,592 6 5.7% \1,596
7 3.9% 3.8% 3.9% \2,281 \2,257 \2,269 7 3.3% \2,097
8 2.5% 2.7% 2.6% \2,700 \2,758 \2,729 8 2.7% \2,707
〜8 93.9% 93.8% 93.9% 〜8 93.7%
        ※ コンピ指数順位・データ集計期間   関東開催 1997〜2002年
  関西開催 1998〜2002年
        ※ オッズ人気・データ集計期間   東/西   2001〜2002年

 いかがでしょうか。何か、恐ろしいくらいに似通った数値が並んでおります。
大きな流れで見れば、東も西もその出現率、平均配当に差はほとんどないといってもよいでしょう。
 まったく不思議なことですが、これは「日刊コンピ指数」が優秀であるのと同時に、実はこのコンピ指数でなくても、例えば、「競馬ブック」や「一馬」などの前日予想単勝人気を集計し、同様に検証したとしても、実オッズ人気とそれほどの差はないに違いないと思っています。それほど日本の競馬予想システム?は、行き着くところまでいっているのだと思うのです。(残念ながら、それが“儲け”に直結しないのが悲しいところではあるのですが・・・。)

★どうであるにせよ、これにより「コンピ人気」関東版をオッズ人気の代替えとして使用できると判断したように、関西版も“使える”と判断するに至ったのであります。

 ただし、先ほど挙げた例のように、東西問わず、各レースごとにみれば、その順位(人気)が大きく異なることがしばしばありますので、資金配分をする際は、常に各レースごとのオッズに気をつけねばならない、それは従来から何も変わりません。

コンピ指数順位<東・西> 比較 − 枠連・馬連は、「Wait&Net」メンバーズ用サイトに掲載していきます。基礎データとして確認してみて下さい。

以上。
No.57
8/9
− 連続不出現と追い上げ、その進化? −

■ちょうど1年前の夏、このコラム上で「投資競馬」再考と題して3つのコラムを書きました。(コラムNo.25〜27
あっという間の1年でしたが、その間にも、投資競馬に対する考え方に変化はあったのか、また実践法は進化しているのか、再び自分自身に問いかけてみたいと思います。

 まずは自身の馬券投資の基本から。
それは2つの要素から成り立っております。
買い目選出法」と「資金運用法」の2つです。それを具体的に云えば、一つは「連続不出現」、もう一つは「追い上げ」です。
以前のコラムでも書いていますが、この基本は変わってはいません。
ですが、よりリスクを減らすためには、「買い目」の選出法をより洗練されたものに変える必要がありました。

 昨年から今年にかけておこなった一番の変化(進化)は、馬券選出の肝となるデータの見直しです。
それまではJRA「オッズ人気」が唯一のデータでありましたが、そこに「日刊コンピ指数の順位」を新たに加え、より多角的に買い目を検討できるようにしました。
「コンピ指数順位」導入のメリットは幾つかありますが、一番大きいのは、「買い目」の早期決定です。それまでの「オッズ人気」使用では、レース締め切り間近までオッズが接近していた場合、ターゲットにしていた馬券の「人気」が確定後に入れ替わってしまうという事態が度々起こっていましたので。それを回避することができるようになったことは大きなメリットでありました。

 しかし、それも「馬券収支でのプラス」という最大の目標に対して、決定的な武器になったというわけではありません。
単に“データが扱いやすくなった”というだけの話です。
問題はそのデータから“いかに的中馬券を導き出せるか”にあります。

 投資競馬(一般的な)と呼ばれるものの買い目選出法を簡単に言ってしまえば、“狙った馬券の連続不出現を見つけたら、それが出現するまで追いかける”というものです。
しかし、そのターゲット馬券の連続不出現はいつ終わるのか、そして、いつから追い上げをスタートさせたらよいのか、これを解明するのが永遠のテーマなのです。

 それでも、少しずつですが、進歩はあります。
まずは、データの蓄積。これはやはり重要です。
各馬券(例えば、単勝2番人気とか)の連続不出現の記録がなければ、その後の出現を予測することなどできません。現在でも十分だとは思いませんが、これは継続によって増えていくことになります。
ただし、数年前からの記録を有していても、それで万全かと云えば、答えはノーでしょう。なぜなら今後、その連続不出現の記録が塗り替えられる可能性が大いにあるからです。
単行本「ブロック式馬券利殖術」出版からもうすぐ2年になりますが、その間に不出現の記録は各馬券でずいぶん塗り替えられてきました。その都度、リセット(損切り)という憂き目にあってきたことを思うと、単に連続不出現だけを検討材料にしていたのでは、これからも同様の目にあう可能性が高いということです。

 そこで、もう一度基本に戻る必要があります。
なぜ「連続不出現」馬券をターゲットとする価値があるのか。
リバウンド?反動があるから? 
では、なぜリバウンドがおこるのか。
その答えの鍵を握るのが各馬券の「年間平均出現率」なのです。
各馬券の「年間平均出現率」=基本中の基本です。

「単勝2番人気」馬券が20レース不出現=A
「単勝2番人気」馬券が10レース不出現=B
仮に上記のような状況で、連続不出現だけがターゲット馬券選出のフィルターとして使われるのなら、必然的にターゲットとなるのは「A」の方でしょうが、投資価値としてなら「B」の方が上となる状況があるのです。
その価値を判断するのが「テクニカル馬券分析」です。
そして連続不出現からターゲット馬券を導き出す従来からの「ブロック式」と併用することによって、ターゲット馬券選出に、今まで以上のより具体的な根拠をもたらしてくれております。※実際にWait&Netにて実践中です。
まだ完全ではありません。過去のデータを調べてみても、こちら側が思うような結果になっていないことも多々あります。
それでも従来よりは確実に進歩したと云ってもよいでしょう。

 では、もう一つの核である「資金運用法」=追い上げに関してはどうか。
こちらは残念ながら、それほどの進歩はありません。
馬券選出とのからみで、従来よりもはるかに長い期間追い上げることもあります。その分、資金増加はゆるやかではあるのですが・・・。

 今後も試行錯誤は続いていきます。
最後は気持ちの問題!この世に“うまい話などありません”。競馬なら尚更です。儲けをあせって失敗しないよう、地道にじっくりいくのが馬券投資「勝ち組」への一本道だと最近つくづく思うようになりました。焦りは禁物!

まだまだこれからです。
以上。


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