



競馬道GT4
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2006年 |
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No.136
5/17 |
− 競馬最強の法則の“ウマい話” / 3連単チャレンジ報告5 − |
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★ 『タダで儲かる』ウマい話は本当にあった!
月刊誌「競馬最強の法則」6月号の見出しは、 えっ、マジで・・・、
というものでした。
前々回(No.134)の当コラムで、
“うまい話”って、ほんとうにありませんね。
くれぐれも“うまい話”には気をつけてください。 なんて書いてますから (汗)
これは真偽を確かめなければならないでしょう。 マジで。
私は本屋に直行しました。
「競馬最強の法則」といえば、これまで数々の予想法を世に送り出してきた雑誌であり、文字通り馬券本業界「最強」と呼べる布陣を引いております。
その編集部が“ウマい話”を検証したとなれば、多少の期待もあるというもの。
さて、その内容は--。
まず、 『タダで儲かる』のタダとは、インターネットや携帯メールの「無料」予想。
そこに着目したわけですね。
なるほど・・・、納得。腐るほどあるその手の無料予想サイト(ここもその一つ)から“ウマい話”を見つけてこようという事か。
といっても無料予想サイトなど業者、個人のHP、ブログも含めればとんでもない数になってしまいます。そこで最強の法則では今回、「携帯メールの無料メールマガジン」に絞り込んで検証しています。
詳細は、購入するか立ち読みするか、好きにしていただくとして、
「結論」を述べましょう。
くれぐれも“うまい話”には気をつけてください。
ということになるかもしれません。ちょっと残念ですが。
いや実際は、
「タダでもらえる優秀な予想」はありました!と、最強の法則が書いているとおり、回収率100%以上を叩き出している無料メルマガはありました。
ですから、“ウマい話は本当にあった”ともいえます。
決してウソの報告ではありません。念のため。
ただし・・・、検証レース数があまりにも少ない!
検証レース数が4〜30数レースでは、的中率50%以上、回収率100%以上というノルマをクリアするのは、それほど難しいものではありません。
もちろんそのノルマを達成しているメルマガは現時点では優秀だと思います。雑誌をみて、メルマガに登録してみるのもよいかと思います。
ただ、そのメルマガの本当の実力を知るには、少なくともあと100レース(最低でも)位は検証してもらわないと、 『タダで儲かる』ウマい話とまで言っていいものかどうか・・・。言わずもがな・・、ですよね。
“タダ”に対して、それほど目くじらを立てることもないのですが、“うまい話”というフレーズに敏感になっているので、ついこのコラムで取り上げてみました。
■タダ=無料ということで言うなら、
Yahoo!掲示板などの > スポーツ、レジャー > ギャンブル > 競馬 >
予想 などに、プロ顔負けの予想をしている方達が大勢います。
自分以外の人は、一体どんな予想・組立てをして、どんな穴馬を狙っているのかなど、参考にするのもよいかと思います。
なぜなら、そうした個人の予想も毎レースのオッズとなって自分にはね返ってくるわけですからね。
どうせ“タダ”なら、単に『買い目』を並べているだけのサイトやメルマガをみるより、他人の考え方をチラ見する方が断然お得です。
ましてや、
有料サイトや競馬予想会社に入会するならば、最低でも、そのサイトの予想理論、馬券に対する考え方を知っておくこと。 (といってもそのほとんどは、裏情報とか元調教師のコネとか、的中報告のみですが・・・、あと、1冊2〜3万円もする高額なマニュアル本も、オイシイ話しか書かれていませんね))
これ、お金を払う側にとっては必須であり、くれぐれも的中宣伝・広告を鵜呑みにして、お金をどぶに捨ててしまうことのないように・・・。

さて・・、気を取り直して?「3連単馬券投資チャレンジ」の途中経過報告です。
3連単馬券のターゲットは下の5つ。(前回までの経過はこちら) 1位→2位→3位,1→2→4,1→2→6,1→3→2,1→3→5 | ※ 検証:競馬道予想オッズ(競馬ブックの予想オッズの順位) 関東開催のみ 1着 | 2着 | 3着 | 3/25〜5/14(配当) | R数×100 | 回収率 | 1位 | 2位 | 3位 | 4,980円 | 6,400 | 77.85% | 1 | 2 | 4 | 0 | 6,400 | 0.0% | 1 | 3 | 2 | 14,560円 | 6,400 | 227.5% | 1 | 2 | 6 | 0 | 6,400 | 0.0% | 1 | 3 | 5 | 4,060円 | 6,400 | 63.4% | 5点合計 | 23,600円 | 32,000 | 73.8% |
◆検証期間:関東開催 2006年3/25〜2006年5/14 ◆検証理論:競馬道予想オッズ理論(競馬道GT4) ◆条件一致レース: 64R ◆回収率:1点100円計算
■3連単馬券投資チャレンジ・3/25スタート 『5/14現在』 投資レース数 |
馬券購入金 |
配当 |
収支 | 64R×5点 |
32,000 |
23,600 |
▲ 8,400 | 3連単馬券投資チャレンジ 投資終了の条件
★回収率100%以上。 ■投資R数は160R(残96R)。 ■1Rにつき購入点数5点。 ◇予算80,000円(500×160)/残71,600円
(残69,040円4/23時点)
ここで再検証。
チャレンジの条件である前160R中のターゲット馬券5点の回収率検証。
この検証は必須。今後の継続、さらには投資金アップの判断のため。 1着 | 2着 | 3着 | 1/5〜5/14(配当) | R数×100 | 回収率 | 1位 | 2位 | 3位 | 4,980円 | 16,000 | 31.1% | 1 | 2 | 4 | 0 | 16,000 | 0.0% | 1 | 3 | 2 | 17,840円 | 16,000 | 111.5% | 1 | 2 | 6 | 0 | 16,000 | 0.0% | 1 | 3 | 5 | 4,060円 | 16,000 | 25.4% | 5点合計 | 26,880円 | 80,000 | 33.6% |
◆検証期間:関東開催 2005年1/5〜2006年5/14 ◆検証理論:競馬道予想オッズ理論(競馬道GT4) ◆条件一致レース: 160R ◆回収率:1点100円計算
ターゲット馬券5点合計の回収率15.4%→33.6%
※ 3連単「1→3→2」という組合せで145倍(5/7)の馬券はラッキーでした。
おかげで検証期間(160R)回収率も上昇しております。 が・・・、
1位→2位→3位,1→2→4,1→2→6 この3つの馬券に注目!
この3点だけを取り上げると、回収率なんと10.4% 情けない!
ちょっと検証レース数を広げて、200Rにしてみましょう。3連単だと200Rといっても、後半4レースだけなので、去年の11月26日〜ですが。
的中数わずか『2』!上記の最も出現しやすい組合せでも、です。
う〜ん、ここは5点→3点投資に切り替えるか!
(1→3→2の組合せは回収率100%を超えましたし・・・)
悩みどころです。
投資は・・・、 もちろん!、継続です!
以上、ここまでの途中経過でした。
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No.135
5/13 |
− ディープ凱旋門賞へ / 初代女王は 「ヴィクトリアマイル」 − |
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◆世界最高峰の舞台 仏G1凱旋門賞(10/1、ロンシャン競馬場芝2400)に、 日本が誇る4冠馬ディープインパクトが挑戦する。
「馬場を考えると、アスコット(キングジョージ)はアップダウンがきつそうだからね。ロンシャンの方が平らだし、走りやすいと思う。それに、あれだけ歴史のあるレースですから」と、池江調教師は言う。
コース形態は楽になっても、相手はさらに厳しくなりそうです。
これまで凱旋門賞に挑戦した日本馬は計6頭。
- スピードシンボリ (1969) 10着
- メジロムサシ (1972) 18着
- シリウスシンボリ (1986) 14着
- エルコンドルパサー (1999) 2着
- マンハッタンカフェ (2002) 13着
- タップダンスシチー (2004) 17着
※菊花賞・有馬記念・天皇賞(春)を勝ったマンハッタンカフェは13着惨敗。
※ジャパンカップ・宝塚記念を逃げ切ったタップダンスシチーも歯が立たず17着惨敗。(ローテは今度のディープと同じ宝塚記念からの挑戦だった)
※NHKマイルを勝ち、スペシャルウィークをねじ伏せジャパンカップを獲ったエルコンドルパサーが唯一2着と健闘した。
世界は甘くない。
宝塚記念(6/25)を壮行レースにするということ。国内のファンに雄姿を、というオーナーサイドの希望らしい。それはそれでうれしいけれど・・・、あの天皇賞の衝撃で十分という感じもする。
勝利するためには、「馬」の実力ももちろんですが、それ以上に人間側(オーナー・厩舎)の判断・戦略にあると思っています。
早めに現地入りして、向こうでステップレースを使う可能性もあると聞きます。ぜひそうしてほしいと思います。
ローテーションから体調管理まで、レースまでは、人間にがんばってもらうしかありません。
エルコンドルパサーの2着がある限り、ディープの目標は、1着しかないのだから。
 気まぐれ予想 第1回 ヴィクトリアマイル
新設G1は牝馬限定のマイル戦。
馬主の方々にとっては待望の春の牝馬G1レースということ。
では、例によって、GT4の【競馬道BT理論+レイティング】で予想してみましょう。
総合ポイントではラインクラフトが頭一つ抜けていますね。
昨年のマイルCSでそのラインクラフト(3着)の後塵を拝したダンスインザムードが2番手。
エアメサイヤは、この距離でどうかといわれながらも、武騎手の存在が大きい。
やはりこの3頭を中心にした馬券という事になりそうですが、結局ここからが一番難しいのです。
GT4を駆使した予想もコンピ指数予想もスピード系も、上位の顔ぶれはほとんど変わりませんから。最後の馬券の絞込みは、「人間の力」にかかっています。
そこが『予想』のおもしろさでもあるのですが・・・。
ラインクラフトとダンスインザムードの一騎打ち そんな感じがするのですが・・。
馬券は【3連単】で勝負します。
競馬道GT4の「3連単らくらくウィザード」という機能を使って馬券を絞ってみました。
これは、1着馬候補→2着馬候補→3着馬候補と順を追って予想ができるので、少々複雑な3連単馬券の絞込みに効果を発揮してくれます。
あまり3連単は買わないのですが、その気になったときは、必ずお世話になっている機能です。

というわけで、馬券は3連単合計16点です。
*(2番マイネサマンサは、調教師コメントが、放牧からガレて帰ってきたので・・・って、ガレてはまずいでしょ。切ります)
(レース結果:1着 ダンスインザムード 2着 エアメサイヤ 3着 ディアデラノビア
※3連単でようやく2度目の万券(11,650)となりました。
昨日のコラムでも書いたとおり、結局は『馬券の買い方』が勝敗を分けるカギとなります。
有名な予想法を使って導き出される各馬の能力はそれほど差が出ません。順位が微妙に入れ替わる程度でしょう。
問題はその後の馬券の取捨にあります。こればかりは本人次第です。
今回、総合ポイントで抜けていたEラインクラフト1頭を軸にしていれば、馬券はハズレです。
皐月賞予想で採ったのが2頭軸。今振り返ると、総合ポイントからみれば3頭軸が正解だったと思いますが・・・。結局はハズレ。
今回2頭軸なら馬連・馬単とも的中。また“荒れる”とよんだ場合は、5〜7頭ボックスにします。この場合は、的中マイナスが起こりやすい。今回馬連6頭ボックスも考えました。すると購入点数は、15点。馬連配当は結果1,000円でしたから的中マイナスでした。
そして3連単にしたのは、上位2頭+1の力が抜きん出ていると考えたから。3着馬はマギレがおこりやすくどんな結果になっても驚きませんから、そこはやはりギャンブルです。
ラインクラフトは9着でした。3強の場合、必ず1頭は脱落しますね。まさかそれがラインクラフトだとは思いませんでしたが・・・。
さて、来週はオークスです。手広く流さないと的中をひろうのは厳しそうです。
私の主戦場:【馬券投資】的アプローチの場合
「馬券の買い方」で悩む必要は基本的にはありません。悩むとしたら『資金配分』の部分と『損切り』の場面でしょう。これはこれでまた予想とは違った面白みがあるのですが・・・。
以上
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No.134
5/3 |
− 『1億円儲かる馬券術』の作り方 − |
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◆前年比103.2%という売り上げ増、106.2%の入場者増という数字が示すとおり、ディープインパクト効果がはっきり現れた先週の天皇賞春。
その圧倒的な強さは、また多くのファンを生み出したことでしょう。
そんな、盛り上がる春のG1シーズン真っ只中。いまひとつ(相変わらず)盛り上がりに欠けるのが、馬券本の世界です。
これまで(数年前から)何度か取り上げてきた話題ですが、最近はさらに元気がなくなってきているようです。
私が週に一度は行く書店も、2年前程と比べて、馬券本コーナーは2/3位に縮小されてしまいました。悲しいですね。
私にとって馬券本というのは、“当たる当たらない” “儲かる儲からない”といった現実的・刹那的な世界ではなく、著者の馬券に対するアイディア・発想を楽しんだり感心したりするものなのですが・・・。
最近の馬券本は、アイディア勝負というよりは、「データ図鑑」のようなものが主流になってきてしまいました。
例えば、中山ダート1200mのコース形態において強い血統、騎手、厩舎などといったものが過去の勝率や連対率他とともに詳細なデータ表になっている。
正直、馬券「本」という「紙」媒体では、データの加工もままならないので、その手のデータ集がどこまで活用できるかは疑問です。
JRAがこれでもかという位私たちに膨大な馬の情報を与えてくれていますから、データに関する限り、もう紙媒体ではどうすることもできません。
だから、馬券本は、アイディア勝負しかないのです。
誰でも簡単に、競馬新聞だけで5分もあれば予想できます・・・、なんていう帯につられてパラパラとページをめくってしまう。・・、そんなうまい話があるわけないだろ、と思いながらも、勝ち馬的中までのアプローチを楽しむというのが正しい馬券本の読み方だと思っているのです。
さて、馬券本の世界とは裏腹に、元気がよいのは、ネットの世界です。
特に最近目に付くのが、『○億円儲かる投資馬券法』とか、まあ似たようなタイトルの情報です (HPの作りもうりふたつ)。特に今年に入ってから顕著・・。
一時、1本100万円などという馬券投資ソフトが話題になりましたが、それを使用して億万長者になった人はどれ位いるのでしょうか。
私が毎週使っている【競馬道GT4】が100本以上買えてしまうというとんでもない金額ですから、儲かってもらわなければ困りますよね。
ネットの世界には、“うますぎる話”があふれていますが、実際はどうなのか?
残念ながら、馬券本のように立ち読みはできませんので、なんとも言えません。
ただし、『○億円儲かる投資馬券法』を作るのは簡単です。
(作る、作らないは別としても・・・)
なぜなら、
過去のデータを扱っているからです。
過去のデータをもとにして、未来に活かす方法を探る。
馬券術に限らず、株式投資だって同じことです。
何度も繰り返しシミュレーションすることで、儲けにつながる法則なり、パターンを見つけようとするわけです。
「競馬道GT4」には、オリジナル予想理論作成機能がついています。(このコラムで何度も取り上げましたが)
そして作成した理論は、実戦に使用する前に、まずはソフトに蓄積された過去数千レースで結果をシミュレーションできるわけです。
逆に、競馬場、距離、年齢、クラスなどを指定し、過去のレースから回収率100%以上を叩きだす事ができた予想理論を作ってくれ!と頼むこともできます。
自分でアレコレ考えるよりはるかに正確に迅速に作成してくれます。
パソコンってホントに凄いです。
ただし・・・、
だからといって、今後、将来、その予想理論で、大金を稼いでくれる(回収率100%以上)かというと、残念ながら、そんな“うまい話”はありません。
ある特定の期間(過去の)に限れば、儲かった。という話です。
しかし、現実、儲かった(はずだ)。 うそ偽りはありません。
★将来の保証がないだけの話です。(当たり前ですが・・・)
馬券本の世界は、そんなことは当たり前の話で、それを理解したうえで、楽しむ。
もしかしたらその中に、普遍性のある馬券術のヒントが隠されているのではないか、なんて考えながら・・・。
ネットで売られている情報は、あまりに話が“うますぎる”“パターン化している”
ネットで売られている情報の一つを入手してみました。
残念ながら、過去のレースの検証は不可能でした。レース5分前のオッズや馬体重などを使用しているからです。いろんなカラクリがあるとは思いますが、かなり馬券の世界をナメているなあと感じました。
ここにきて、そんなに簡単に競馬でガッツリ(←よくあるフレーズ)儲かるはずはない・・・。
まあ・・、いいでしょう。
「過去のデータから作り上げた回収率100%以上のデータ集なら、誰にでも簡単に作れるということ」です。
◆問題は、未来に対する期待値です。可能性です。
競馬予想会社もそうですが、“うまい話”って、ほんとうにありませんね。
もし本当にあるなら、100万円くらい惜しくないのに・・・。
ちなみに、トップページで紹介している馬券本直伝!仲谷式 億の馬券術で、著者の仲谷 光太郎氏の1ヶ月の馬券予算は、100万円だそうです。
100万円が馬券だけの予算ですから・・・。
5千円とか1万円が1億円になるという与太話ではないようです。
くれぐれも“うまい話”には気をつけてください。
っていわれても、ついつい気になってしまいますよね。
なぜ、人はうまい話にだまされてしまうのでしょうか?
単行本おりこうさん おばかさんのお金の使い方(板倉雄一郎著)でおなじみ、
板倉 雄一郎氏のブログ(板倉雄一郎事務所)にその理由が書いてありました。
↓一部抜粋
Deep KISS第74号「金に目が眩んで騙される」
どうして人は、人に(経済的に)騙されてしまうのでしょうか?
結論から先に書きましょう・・・「金に目が眩んで騙される」のです。
同じ立地条件で、同じ広さなのに、他のマンションより30%も安い物件。 そんなもの、あるわけありません。 あっても、「どこかおかしい」と思うのが「自然」でしょう。
しかし、「安く買える」=「金に目が眩む」気持ちがあれば、 自然な自分自身の「心の声」が聞こえなくなってしまうのです。 その理由は、 「きっとこれは私にだけ与えられた好条件に違いない」 と「思い込みたくなる」からです。
「思い込みたくなる」と、自分を思い込ませる情報を鵜呑みにします。
・・・・続く
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続きは、ブログをご覧ください。
私自身も肝に銘じて(儲け話にはめっぽう弱いので)、自身の馬券術向上に専念したいと思う今日この頃です。
以上。
※お知らせ
5/7日曜日のNHKマイルカップの気まぐれ予想はお休みいたします。

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