2006年 |
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No.161
11/25 |
− 馬券の買い方 / 試練のディープインパクト・JC − |
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今日のG1・第7回ジャパンカップダート。
残念ながら野暮用で、予想を掲載できず、結局、馬券も買えずにストレスがたまる1日でした。
ただし、【GT5】を使った予想のチェックをしなければ・・・。
競馬予想は、経験と継続によって力が付いていくのですから。
幸い、というか残念というか、【GT5】のオリジナル予想理論作成機能で作った、今秋の当サイト・メイン予想理論である『STOR理論』では、どんなに買い目を広げてみても、的中させることはできませんでした。
STOR理論とは |
SA指数(Speed Analyzer)
展開指数
競馬道予想オッズ人気=競馬ブック
レイティング
以上の各指数(ポイント)をバランスよく組合わせたもの
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どちらかと言うと、穴的存在である馬(フィールドルージュ)が総合で1位になった場合、そのレースは荒れやすいという判断のもと、馬券は手広くというのが私のスタイルです。
結果、3着馬フィールドルージュ(8人気)を選出していながら、1着馬アロンダイト(7人気)は、総合ポイント最下位層で完全ノーマーク。
こういう場合は、「馬券の買い方」以前に、あきらめがつきます。
どうあがいても、“仕方がない”という状態です。
しかし、実際に『こんな予想とこんな買い方』を、している方がいました↓
※予想
◎シーキングザダイヤ
○ブルーコンコルド
▲ジンクライシス
△アロンダイト、サンライズバッカス、フィールドルージュ
※馬券の買い方
馬連 ◎○▲のボックス 馬単 ◎から○▲△ 計8点
※結果:外れ
馬券はシボれるならシボるだけよい。少点数で取れるに越したことはない。
それはそうでしょう。
しかし、上記の予想で、馬券をハズすのは、いかにも、もったいない。
◎に絶対の自信があったというのならそれはそれで仕方ありませんが・・・、
◎から○▲△への馬連流し、計5点で配当1,550円。+1,050円
◎○▲△6頭馬連ボックス、計15点で配当1,550円。+50円
◎○▲△6頭3連複ボックス、計20点で配当5,590円。+3,590円
等々、買い方はいろいろ、結果も・・・です。
「競馬予想」と<馬券の買い方>は別物。
結果論ではありますが、あきらめきれる馬券の買い方を常に意識していく。
それが現在の私の馬券購入スタイルであります。
さて、明日のジャパンカップ。馬券はシボるべきか、それとも・・・。
気まぐれ馬券予想 第26回 ジャパンカップ
薬物検出から凱旋門賞失格。
日本競馬界のヒーローであったディープインパクトのまわりがなにやら騒がしい。もちろんディープはそんなこと気にかけるはずもないけれど、問題は、競馬は【馬】だけで走るレースではないということ。
馬の実力+厩舎の思惑や騎手の判断が複雑にからんでくる。
昨年の有馬記念でディープがハーツクライに敗れたのは、ディープの敗戦というより、陣営が勝利のプレッシャーに耐え切れず、オーバーワークにしてしまったことだと私は思っています。
凱旋門賞でディープが差されたのは、フランスのA・ファーブル厩舎の3頭出しによる周到な「ディープ潰し」が見事にハマッたから、でしょう。
A・ファーブル厩舎の3頭、ハリケーンラン、シロッコ、そしてレイルリンク。
どの馬もディープを狙っていたわけですね。
そう考えてきたとき、明日のディープに襲いかかる試練は、今度も過酷です。
ここで負けるようなことがあれば、現役最強馬という称号はもちろん、手中に収めつつあった『日本競馬史上最強馬』という称号も、手放すことになってしまう、かもしれないのですから。
池江調教師、武騎手、陣営にかかるプレッシャーは相当なものでしょう。
それでも、明日はディープが勝つ。
過去の2敗と今回の違い。それは経験。2敗という経験。
むろん経験したのは人間サイドの話。
ディープインパクトはただ“走る”だけでいい。
彼の『底力』を信じたい。
★さて、ここからはギャンブルとしての競馬の話。
問題は『馬券の買い方』にあります。
馬券はどうしましょう。
枠連、馬連、馬単? 3連複か3連単か!
ディープを1着軸にすると決めたのなら、あとは馬単か、3連単かという事になります。
相手はハーツクライ。逆転の可能性も脳裏をかすめますが、有馬よりもプレッシャーはあるはず。武騎手も今度はマークするでしょうし・・・。
さらにウィジャボード。やっぱり鞍上が恐い。
そして2Kの斤量アドバンテージがある2冠馬メイショウサムソン。石橋騎手へのプレッシャーはもうない。ノビノビと走らせることができるでしょう。
以上、3頭。他の馬が抜けてきたらあきらめます。
馬単が本線ですが・・・。1着を決めているのなら、2着3着を馬連感覚で勝負したいところ。
3着には、どの馬がきても不思議ではありませんが・・・、
せっかくなので【STOR理論】の上位5〜7位まで3頭を選びます。
馬単3点。 3連単15点。
【競馬道GT5】3連単ウィザード機能より
★「馬券の買い方」
一般的に、購入馬券点数は、オッズをみながら決めていくもの。なのかもしれません。しかし、オッズを中心に考えるのなら、オッズを基本とした戦略が必要になります。勝ち馬予想を軸とするのか、それともオッズを軸とするのか・・・、難しい問題ですね。
ちなみに、馬券投資スタイルでは、勝ち馬予想をしませんから、オッズにより購入馬券点数が変化することはありません。
勝馬予想と馬券投資は別物なのです。
(レース結果:1着 ディープインパクト 2着 ドリームパスポート 3着 ウィジャボード
※ 馬券購入20分前、急遽2着候補にドリームパスポートを追加し、1、3、11へ。何とか的中を拾うことができました。ただし、「気まぐれ予想」としては撃沈です。
最後方からいく競馬で、まとめて10頭をかわせたのも、ディープの底力はもちろん、彼との信頼関係がより強固になったからなのでしょう。
ラストランは、ディープ対3歳勢。負けすぎのハーツはちょっと厳しいかもしれません。
楽しみはもうわずか・・・・。
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No.160
11/18 |
− 再掲載「馬券投資」の話 / マイルCS − |
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ネタに困ると、以前書いたコラムを読み返してみることがあります。
“外れた予想”を思い出すのは面白いものではありませんが、気合の入った馬券投資のコラムの中には、“もう一度再確認しておかねば・・・”と思うものもあります。
過去のコラムを読んでいただければいいのですが・・・、そんな手間暇をかけて頂くのも申し訳ないので、自ら再掲載させていただくことにしました。
馬券投資に興味のある方は、かるく読んでみて下さい。
(元ネタ:2005年11/19掲載 No.117 )
・・・・・
いくら競馬は投資になる、なんていっても、やはり大方(一般ピープルからみれば・・・)は、競馬はギャンブル以外の何ものでもありません。 それはなぜか!? ギャンブルといえば一攫千金。
スポーツ新聞に掲載されている競馬予想会社の広告には、毎週毎週100万、200万回収などといった威勢のよい文句が踊っています。
(そのほとんどは“詐欺もどき”ですね)
たったの2日間、元手は数万円で数百万円ものお金を手にすることができる!
そんな広告にも一応「投資」という文字が使われていますが、そんなものが本当に投資として成り立つのなら、今頃「株式市場」など閑散としていることでしょう。
たった数日(数レースでも)で数万円が数百万円になるというのは、十分有り得ることですが、それは投資ではなく、ギャンブルと呼ぶにふさわしいのです。
現実問題として「投資」を考えた場合
株と馬券の大きな違いは、その資金量でしょう。
株でもミニ株なら1万円程度から始めることができますが、大抵は、数十万円、数百万円を元手に利益を得ようとします 競馬の場合は、その月(週)のお小遣いがいくらあるのか(残っているのか)によって、変動してしまいます。まとまった資金を運用するといった感覚は馴染みません。
しかも競馬(ギャンブル)なら100円から始めることができます。
そんな投資競馬の本もありました。
元手を利用して、利益を得る(少しずつ殖やしていく)というよりは、宝くじ的な感覚で、元の何倍・何十倍、うまくすれば何千倍にも増やしてやろう、という感覚で馬券を買っていらっしゃる方々が圧倒的に多い。
それはそれで正しい競馬との付き合い方ですが・・・、
もちろん、そんな感覚では、いつまでたっても競馬はギャンブルのまま。
「投資競馬」などと呼んでみたところで、一般には通用しないどころか、笑われてしまうのがオチでしょう。
大事なのは、
自分の手元にいくら資金があって、
資金は最低でいくら必要で、その資金は、どう確保するのか。
それをどのような戦略で殖やしていくか(利益を得ていくか)。
リスクに対してどう対応するのか。 などなど・・・。
もしあなたが、馬券を投資種目としてとらえていくとするなら、株式投資と同様の考え方、手法を学んでいくことが【勝ち組】になる秘訣だと思っております。
ただし、上記の“どのような戦略”の部分は、人それぞれのやり方があっていいとは思いますが・・・。
競馬(馬券)が、投資種目として(国民に)認知される日がはたして来るのか?
とにかく、まずは結果を出していくこと。それだけです。
まあ、認知されなくてもまったく問題はありませんが・・・。
(-本日追加部分-) |
読み返してみると、やっぱり、普通に、予想を楽しんでいる方が「楽」ですね。
もちろん、「楽」を選ぶなら、“競馬で儲けよう”なんて夢は、早々に捨てねばなりませんけれど。
気まぐれ馬券予想 第23回 マイルチャンピオンシップ
この秋のG1は、これまで必ず【競馬道GT5】のオリジナル予想理論作成機能で作った、その名も『STOR理論』で、一度予想をしてみるのですが、今年のマイルCSほど、上位3頭と下位にポイント差が出たレースもありません。
ちなみに『STOR理論』とは、
SA指数(Speed Analyzer)
展開指数
競馬道予想オッズ人気=競馬ブック
レイティング
以上の各指数(ポイント)を組合わせて判断したものです。
ダイワメジャーとダンスインザムードは納得のポイント。
3番手評価のコートマスターピースは、ほとんど予想オッズとレイティングのみでの判定です。予想ソフト泣かせの外国馬ですが、鞍上(デットーリ)は脅威です。
★さて、馬券は3連複にします。
1頭軸にダイワメジャー。3着を外すことはまずないでしょう!
紐は2番手から8番ハットトリックまで。さらにもう1頭デアリングハートを追加し、
計21点。
プリサイスマシーンとニューベリーは、年齢で×。
マルカシェンクは展開Pとレイティングで低評価。菊花賞の後、マイルというのもどうも?です。
キンシャサノキセキ、(モハメド・アリ対ジョージ・フォアマンの戦いですね)も展開Pとレイティングで×
※現在3連複で21倍以下は3点=私の許容範囲内。 (レース結果:1着 ダイワメジャー 2着 ダンスインザムード 3着 シンボリグラン
※ 最後に加えたデアリングハートは13着。結果的に必要ない馬券でしたが、これは結果論。
3連複5,440円はつきすぎです。ラッキー!
話は変わって、
この季節、毎年毎年インチキ競馬予想会社から入会案内パンフが届きます。
最近多いのが(昨日も届いた)、「情報料(参加費)無料」というやつ。
的中した場合だけ料金払えということ。昨日届いたものは、1鞍的中につき3万円だと。
“ふざけるのもいい加減にしろ”っていう感じですね。
例えば、あなたの競馬仲間に、“明日の俺の予想を教えるから、もし的中したらお金払え”と言われたらどうしますか?
そんなもの、払えるわけがない。
そのインチキ予想会社は、「絶対に当たる」なんて宣伝してるので、それなら「外れた」場合、こちらの購入馬券代を払ってもらいたいものだ。それなら納得できる。
インチキ予想会社は何のリスクも負わない。
まったく・・・、相変わらずである。
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No.159
11/11 |
− 馬券投資「レイティング」検証 / エリザベス女王杯 − |
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◆ すべからく、技術の習得には、基本を徹底的に頭に入れること。
そして、その反復にあります。
馬券投資の基本的な考え方。
それをもう一度確認しておきましょう。
「馬券投資」と「競馬予想」の違い。
これは、馬券投資のデータを扱うときにもいえることです。
あるデータが使えるかどうかを判断する際、10レースや20レース、2ヶ月や3ヶ月程度のデータ数を検証しただけでは、到底信頼できるものではありません。
G1レースの攻略本で必ず取り上げられる「過去10年のデータ」など、馬券投資という観点からみれば、残念ながら何の指標にもならないということです。
(※もちろん、競馬予想の立場からも、それほど当てになるものではありませんが・・・)
多くの結果(データ)を検証して初めて、それが信頼に足るものかどうか、使えるかどうかが分かるのです。
これまで、当コラムで取り上げてきたデータは・・・
JRAオッズ人気
ニッカンコンピ指数人気
競馬道予想オッズ人気=競馬ブック
SA指数(Speed Analyzer)
展開指数
数千レースを検証した結果、どれも信頼できるデータであると判断しています。
そして、今回これまでと同様のやり方で検証したのが
レイティング です。
競馬道GT5のリポートでお伝えしていた通り、GT4までは、【レイティング】データの過去検証は不可能でした。
『GT5』になってはじめて、レイティングの過去の的中率や回収率を検証できるようになったのです。
(※競馬ブックから毎週各レース・各馬のレイティングを入力していれば可能ですが・・・)
では、さっそく簡単な検証結果をご覧ください。
検証結果は、正直にいうと、“それなりの結果”が出た というところです。
期待外れでもあり、期待通りでもあった!
“期待外れ”というのは、レイティングに対する期待が大きすぎた反動です。
逆に
“期待通り”というのは、馬券投資のデータとしては「必要十分」である!という結果が出たからです。
馬券投資のデータとして必要なのは、何も100%以上の回収率ではありません。というか・・・、2000レース以上のデータから何の条件も絞り込まずに100%以上などそもそも無理なことですから。
欲しいのは、こちらの予想通りの数字です。
単勝回収率なら80%前後(+−5%)、
馬連回収率なら75%前後(+−5%)
上記の数字が得られるデータ(指数や人気)なら何でも構いません。
ただし、そうしたデータが長期的に安定して+安価に手に入ること。
以上のことから考えると、
レイティングは何の問題もなく、馬券投資に使える武器となる!そう考えてよいと思います。
さらに申し上げると、
レイティングの下に掲載した、競馬道GT5を使わないとできないデータ
=競馬道予想オッズ+レイティング(50:50)フィフティ・フィフティ
ご覧いただければ一目瞭然。
“ただのレイティング”を上回る数字を叩き出しています。これをまったく別物のデータとして取り入れれば、さらに武器が増えることになるのです。
私の考えでは、武器は多ければ多いほど良い。
今後もまだまだ貪欲に、新たに出てくるであろう使えそうな指数等に注目していく必要がある。そう考えております。
以上
気まぐれ馬券予想 第31回 エリザベス女王杯
馬券投資となると、少々熱くなり、緊張するのですが、
この気まぐれ馬券予想は、楽しくやっていきたいと・・・。
明日のエリザベス女王杯、やはり注目は、
3歳女王対現女帝の戦いでしょうか。
底知れない強さを秘めたカワカミプリンセスは、いったいどこまで強いのか?
古馬との対決によって明らかになります。
去年、ディープインパクトが負けた敗因を、『古馬の壁』とよんだ解説者がいましたが、それでも負けたのはたった1頭ハーツクライだけでした。
カワカミプリンセスが負けるにしても、その相手は、やはり一流馬、実力馬であるはずです。
しかし、競馬予想の難しいところは、単に馬の強さだけではなく、厩舎や騎手の実力にも相当影響されるところにあります。
明日のカワカミプリンセスとスイープトウショウ、どちらの方がより大きなプレッシャーを感じて戦いに挑むのでしょうか?
まずは、いつものポイントで各馬を評価してみましょう。
★総合ポイントは上記のようになりました。
案の定、女帝のポイントが他馬を引き離す形となりましたが・・・。
上位3頭の力が抜けているような気配。4〜7番手までが第2グループという感じです。ここは上位3頭( 8.11.16 )軸に、残り4頭( 1.2.3.13
)までを馬連で。
計15点勝負。
※現在馬連で15倍以下は5点ありますが、それは私の許容範囲内です。
(レース結果:1着 カワカミプリンセス 2着 フサイチパンドラ 3着 スイープトウショウ
結果を入力していたところで、1着入線のカワカミプリンセスが走路妨害により、降着となったというアナウンスが入ってきました。よって結果は、
1着 フサイチパンドラ 2着 スイープトウショウ 3着 ディアデラノビア となりました。
※ どちらにせよ、フサイチパンドラ、上記のポイントでは買えない馬でした・・・、が、最後まで悩みました。展開指数では3番手につけていましたし・・・、これは「買い方」以前の問題ですから、あきらめます。
しかし、カワカミプリンセスの降着。強い勝ち方であっただけに、残念ですね。
昨夜書いていました。“競馬予想の難しいところは、単に馬の強さだけではなく、厩舎や騎手の実力にも相当影響される”と。やはりG13連覇のかかる本田騎手には、相当の重圧がかかっていたのでしょうね。仕方ないです。
あのメジロマックイーンは、天皇賞(秋)降着の後、ジャパンカップ4着、有馬記念2着後は、翌年から天皇賞(春)含む3連勝を飾っています。
カワカミプリンセスもその陣営も、今回の降着にめげずにがんばって欲しいと思います。
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