2002年 |
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No.30
9/19 |
−秋・馬券本の季節です− |
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■いよいよ秋のGTシーズン到来です。ということは、書店の片隅でひっそりと居を構えている馬券本コーナーもにわかに活気づき、当然、年2回訪れる新刊出版ラッシュも始まっているはず。これは本屋さんに行かねばなるまい・・・!
で、本日渋谷にある旭屋書店に寄ってきました。
今秋の傾向はズバリ、(予想通り)3連複・馬単攻略です。
山積みされていたその手の攻略本は以下の通り。
書名 |
著者(敬称略) |
発行元 |
3連複の攻め方が分かった! |
司馬武 涼 |
ラジオたんぱ |
3連複自由自在 |
北野 義則 |
ミデアム出版社 |
狙ってとる高配当!3連複は宝の山
(誰でもとれる鹿でもとれる) |
桜井 卓馬 |
リフレ出版 |
単勝オッズを見るだけで
3連複が当たる!当たる! |
A-10解析班 |
東邦出版 |
3連複・馬単で万馬券 |
− |
毎日コミュニケーションズ |
ミラクル馬単出目作戦 |
ミラクル研究会 |
三恵書房 |
馬単・3連複最強的中マニュアル |
後藤 豊 |
ぱる出版 |
馬単革命 |
秋山 忠夫 |
アールズ出版 |
いかがですか、どれも魅力あるタイトルが並んでいます。
しかし私の興味は、新刊馬券本で儲かるかどうか!?にあるわけではなく、著者たちはこの的中困難な3連複・馬単をどのような切り口で攻めているのか、にありました。
今日パラパラと立ち読み(失礼(^^;))した限りでは、どれも結構オーソドックスな攻め方で、少々物足りなさを感じました。(一体私はなにを期待しているのか・・・?)意外なほどデータ重視というか、各人気オッズの統計数値や配当を掲載し、その組み合わせから的中馬券を導き出すといった手法が多かった。(結局、原点に返るということなのか?)
しかし、残念ながら、その手の手法で儲けがでるほど3連複・馬単は簡単(甘く)ではないはず。
私などが想像もできないようなアプローチが欲しかった。
いまだに、単勝・枠連で苦闘している私にとって、いまのところ新馬券は別世界の代物と化しています。しかし真剣にやるなら儲けがでなければ意味がない。ならば“さわらぬ神にたたりなし”で買わないのが正解なのか!!
まあいつかは私も、この新馬券攻略の糸口を見つけ出したい・・、他力本願ではありますが、今後も出版され続けるであろう新馬券攻略本に期待しようと思った次第です。
−以上−
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No.29
9/9 |
−「株式投資」か「投資競馬」か!?− |
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■今後の話。「株式投資」か「投資競馬」か、どちらがお金を増やせるのでしょうか。
こんなテーマで話を進めたら、真剣に株を運用している個人投資家のみなさんは鼻で笑い、ギャンブルなんかと一緒にしないでくれよと言うかもしれません。
しかし、一時日経平均で9000円台を割り込み、19年前の水準にまで落ち込んでしまった日本の株式市場を眺めてみれば、それこそ真剣に“株より馬券”じゃないだろうかと言いたくなるのです。
99年からの株式売買委託手数料の自由化、さらにインターネットの普及によりオンライン・トレード(株がネットで簡単に売り買いできる)ができる証券会社が相次いで登場したことによって、バブル崩壊の後遺症でおとなしくしていた個人投資家や、それまで株にあまり興味のなかった人々(私もその一人)が、証券市場に参入してきたわけです。今となってはあのころが懐かしくさえ思えますが、99年から2000年にかけて、徐々に日経平均は上がっていきましたから(I T バブル(>_<))、これなら“馬より株”なのか、と浮気心をくすぐられても致し方なかったところなのです。
2000年当時、特に派手に宣伝していたのが、天下の野村証券がTV等の媒体を使い、大々的にキャンペーンを打って宣伝した「ノムラ日本株戦略ファンド」ですね。リスク分散で安心を謳っていました。それが今どのような状況にあるのでしょうか。2000年2月に基準価格1万円でスタートしたのですが、現在の基準価額、なんと
4,440円
(09/06現在)。100万円買っていたら、(わずか2年半で)50万以上も損をしていることになる。(損が確定した訳じゃないですが・・)
まあ、こうしたファンド商品は、長期保有が前提で、じっくり構えているものと何かの本に書いてありましたが、解約しないでいる人の方が少ないのではないでしょうか。(否、結構みんなまだ持っていたりして・・?)
今後この商品=ノムラ日本株戦略ファンドが、1万円を回復するのに何年、いや何十年かかるのか想像もつきません。他の投資信託も株も似たり寄ったりの状況でしょうが、何しろあの宣伝・広告でしたからね。購入するのは自己責任であるにしても、運用しているのはその道のプロですから。(株の売買は本人次第、投資信託はプロに任せる)
競馬の予想屋とどれほどの違いがあるというのでしょうか。
★では、もし2年前に100万円の資金を持って競馬で儲けようと企んでいたら、どうなっていたでしょう。当然、その結末は、競馬に参加した人の数だけあるでしょう。真剣に儲けようと考えているのでなければ、無一文になってしまった人も当然いるはずです。ですが、ただの暇つぶしやストレス発散ではなく、真剣に競馬で儲けようとしている人ならプラスは厳しいにしても、何とか2〜3割減で止めることができたのではないでしょうか。
★過去の話はここまでにして、未来の話。
「株式投資」か「馬券投資」か、どちらがお金を増やせるのでしょうか。結局は「自分の得意な方で勝負すればよい」わけですが、それを言っちゃお終いですから。
どちらにせよ、その道のプロに頼っても、儲けさせてはくれません。自分一人で勝ち抜いていくという決意がなければダメでしょう。
そういった意味で、「競馬」の方が(私には)向いている・儲かる可能性があると考えます。
「株式投資」はあまりに他力本願のファクターがありすぎます。(私は株の素人ですから偉そうなことはいえないのですが^^;)
最近では、下がれば何でもかんでもアメリカ経済のせいですし、業績がよい会社でもお構いなく下がってしまいますし、塩爺は相変わらず・・・、先日はとうとう“日本だけではどうにもならない”って弱音を吐いてしまいました。財務大臣が!ですよ。しかも、これから先持ち直して良い方向に進んでいきそうにはとても思えない状況というのが最悪です。
何か愚痴っぽくなってきてしまいました。m(_
_)m
この続きはまたいつか、ということでもう終わりにします。お疲れさまでした。
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No.28
9/1 |
−祝・田中康夫・前長野県知事/再選− |
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■巨人・松井の40号ホームランが先だったか、それとも田中康夫再選を伝える速報が先だったか、どっちが先かわからなくなってしまったけれども(どっちでもいいが、)大方の予想通り、田中康夫は再選した。
私は長野県は松本市の出身なので(投票権はなくとも)、この知事選には、国会議員選挙よりもはるかに高い関心がありました。
当然田中康夫が勝つだろうとは思っていましたが、それにしても情けないのは県議会の方々ですね。主要三会派(県政会、政信会、県民クラブ)とかいって、でかい態度で(ざまあみろといった感じで)不信任決議案を提出し、シナリオ通り可決させたにもかかわらず、自ら対立候補を擁立することもできず、しかも田中氏唯一の、実質対立候補であった長谷川敬子さんを最終的に応援したら、逆効果でしかなく、みすみす田中氏の再選を応援する形となっていました。悲しすぎます。
そういう意味で、何の戦略もなく知性も感じさせない県議会の方々が大喜びするような結末でなくて、本当によかったと思います。
田中康夫が特別好きだとかいうわけではありませんが(人間の好き嫌いがありすぎるのじゃないかなと思う)、少なくとも、田中氏が大きな利権の代弁者でないことは確かなようです。
もう退場してもらいましょうよ、県議会型の政治家は。
そうでなくとも日本国国会にはそんな議員さんがうようよしているのですから。
※(ダム問題で一言・・・県議会の方は、“地域住民の生命と財産を守るために絶対ダムを造らねばならない”なんて言ってますが、戦後、ダムなしでいったい何年経っているのでしょうか。そんなに危険な地域なら、とっくに造っているべきだし、造らねばなりません。そして実際そこで暮らしている地域住民の方々こそ、ダムを造ってくれと陳情してくるはずです。しかし住民の方は“特に必要はない”“ダムにはこだわらない”といってるので、不思議ですね。県議会の方々が守りたいものって何なのでしょうか?)
この後、長野県議会がどうなっていくのかさっぱりわかりませんが、こうして興味を持ち続けていくことができれば、まあよいのだろうな、と思っております。
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