2004年 |
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No.77
5/ 30 |
−1年の総決算 日本ダービー− |
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■欧州サッカー界は2003−2004年シーズンがほぼ終了。
プレミアリーグはアーセナル、リーガ・エスパニョーラはバレンシア、
セリエAはACミラン、欧州チャンピオンズリーグはポルトが優勝した。
海の向こうでは2003年後半から始まった戦いにようやく幕が下ろされようとしている。
競馬界での1年の総決算。それは年末最終週に行われる有馬記念だと考えている方が多いだろう。実際、競馬紙には1年の総決算「有馬記念」と書かれている。
しかし、やはり、何といっても、競馬界1年の総決算は日本ダービーである。
”有馬は買うけど、ダービーは買わないね”
なんてことがあってはならない。
なぜか。すべてのサラブレットはダービーを目指す。それは牝馬とて変わらないはず。決して有馬を目指して戦い始めるのではないからだ。
熾烈を極める戦いに勝ち残ってきた強くてしかも運も味方につけたただ一頭のみに与えられる称号「ダービー馬」。
2003−2004年度のダービー馬が決まる一戦が明日行われる。
そう考えると何かドキドキしてきませんか!
これはチャンピオンズリーグファイナルはもちろん、ワールドカップ決勝にも値する試合なのだと思う。
チャンスは1度しかなく失敗は許されないのだから。
さて、気合いを入れての気まぐれ予想。
勝ち馬予想には様々なアプローチがありますが、先週のダンスインザムードの敗戦はデータ予想の限界をあらためて感じさせてくれるものでした。
データ予想系アプローチといえばスピード指数等がありますが、ここ最近気まぐれ予想に使ってきた日刊コンピ指数もデータ的予想の範疇にはいるわけです。
管理人が考えるデータ予想の最大の弱点は、ピンポイント予想に弱いと言うことだと思います。馬の調子やレース展開などを数字で表すことは難しいからです。
そういう点では消去法も予想ソフトもピンポイント予想では厳しい。
では、どうしたらいいのよ!ということになります。
理人は基本的に「馬」を観ていません。レースも重賞しか観ませんし、ましてやレースをテープに録画して何度もチェックするなどということもしません。そういったアマチュア人間がピンポイントでレースを当てようなどというのがそもそも間違いなのかもしれませんが、予想に絶対はないですし・・。
ここはやっぱり気まぐれなる予想=過去の傾向分析+“勘”しかないということです。
今年のダービーのコンピ指数を拝見。
なんと上位3頭までが指数70点台(珍しい)。
順位 |
馬 名 |
指数 |
1位 |
キングカメハメハ |
78 |
2位 |
コスモバルク |
73 |
3位 |
ハイアーゲーム |
72 |
1位馬の指数としては低い数字で信頼は置けないところですが、最高値の馬が負けることもありますから・・、何とも言えません。
過去のダービーに同じような指数傾向がありました。
99年のダービーです。結果指数3位のアドマイヤベガがダービー馬に。
順位 |
馬 名 |
指数 |
結果 |
1位 |
ナリタトップロード |
75 |
2 |
2位 |
テイエムオペラオー |
72 |
3 |
3位 |
アドマイヤベガ |
71 |
1 |
あまり役立つデータではありませんが、その後の戦績を考えるとこの上位3頭はレベルが高かったと言えます。
現在「指数1位馬」3連勝。6年連続連対しております。キングカメハメハには心強い傾向か。「2位馬」の連対は過去10年で2度(平均であります)。
また過去の戦績から傾向を考えると、皐月賞組を上位と考えるのが自然でしょう。そうなると馬券は「2位馬」コスモバルクを軸として考えたい。
ローテが厳しいキングカメハメハ。青葉賞ステップが不安なハイアーゲームですが、それでもこの2頭は切れません。皐月賞馬であり鞍上恐いダイワメジャーに皐月賞組の巻き返しも考え馬券を買いたいと思っている次第です。
以上、深夜1:25の気まぐれ予想でした。
5月30日3回東京競馬4日目第10R
第71回日本ダービー(東京優駿) 3歳GI芝2400メートル発走15時40分 |
気まぐれ
予想 |
1 |
1 |
マイネルマクロス |
57 |
後藤 浩輝 |
. |
2 |
ヴンダー |
57 |
柴田 善臣 |
. |
2 |
3 |
マイネルブルック |
57 |
藤田 伸二 |
. |
4 |
ダイワメジャー |
57 |
M・デムーロ |
▲ |
3 |
5 |
ハーツクライ |
57 |
横山 典弘 |
△ |
6 |
アドマイヤビッグ |
57 |
武 豊 |
. |
4 |
7 |
マイネルデュプレ |
57 |
内田 博幸 |
. |
8 |
メイショウムネノリ |
57 |
福永 祐一 |
. |
5 |
9 |
コスモバルク |
57 |
五十嵐冬樹 |
◎ |
10 |
フォーカルポイント |
57 |
田中 勝春 |
△ |
6 |
11 |
グレイトジャーニー |
57 |
小牧 太 |
. |
12 |
キングカメハメハ |
57 |
安藤 勝己 |
○ |
7 |
13 |
スズカマンボ |
57 |
武 幸四郎 |
. |
14 |
キョウワスプレンダ |
57 |
佐藤 哲三 |
. |
15 |
コスモサンビーム |
57 |
四位 洋文 |
. |
8 |
16 |
ホオキパウェーブ |
57 |
岡部 幸雄 |
. |
17 |
ハイアーゲーム |
57 |
蛯名 正義 |
△ |
18 |
ピサノクウカイ |
57 |
D・オリヴァー |
. |
(レース結果/日本ダービー :1着・キングカメハメハ 2着・ハーツクライ 3着・ハイアーゲーム ※4角で先頭に躍り出ようとしていた五十嵐コスモバルクをみて、馬券はあきらめた。あんなに後ろ(後続馬)を気にするようでは手応えもよくなかったのかもしれない。にしてもキングカメハメハは強かった。
この世代の馬たちが今後どのような活躍を見せてくれるのか楽しみであるが、カメハメハ大王は上の世代の脅威になっていくに違いない。)
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No.76
5/ 23 |
−気まぐれ予想 第65回オークス− |
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■オークス結論
◎ ダンスインザムード
各スポーツ紙、専門紙を読んでも、いや、読むまでもなく、本命はこの牝馬以外にはいないようです。
各紙がどんなに弱点・欠点を見つけようと、その他の馬たちの欠点に比べればかわいいものにみえてしまう。
もちろん走ってみなければ分からないのが競馬です。
だからと云って、あるスポーツ紙の予想プロが本命にした馬(アラバスタ)の推奨理由が自分の“勘”と言われても・・・・・、
いかにも辛い(何でもあり?)。
予想に大切なのは各馬(騎手・厩舎含め)の「実力」「適正」「状態」を正確に知ること。しかし、残念ながら私たちが事前に知ることができる情報などたかがしれているわけで。
だからこそ、胡散臭い“裏情報”などといったものが出回ることになるのでしょう。
限られた中で、こちら(予想する側)が事前に得ることができ、信用できるものは血統やタイム等の各種データということになります。ただし、そういったデータを個人で収集し分析するのは骨が折れます。競馬予想ソフトを購入し、JRA−VANからデータをダウンロードするという手もあるでしょうが、費用対効果を考えるとどうなのでしょうか・・・。
そこで、いつもお世話になっている日刊コンピ指数を拝見。
今回のオークスはどうなっているでしょう。
馬番能力指数1位は納得のダンスインザムード。その数値は「90」と最高値であります。2位のアズマサンダースが「64」と2位馬にしては低く、その差は明らかです。“勘”も働かないので、こういう時は素直に流しませう。
2着は予想不能。手広く流したいところです。
ちなみに最近のオークス、コンピ能力指数「1位馬」の結果は
年 |
1位馬指数 |
1位馬名 |
結果 |
1着馬の
コンピ人気 |
97 |
76 |
キョウエイマーチ |
11着 |
2 |
98 |
84 |
ファレノプシス |
3 |
4 |
99 |
82 |
トゥザヴィクトリー |
2 |
7 |
00 |
77 |
シルクプリマドンナ |
1 |
1 |
01 |
76 |
テイエムオーシャン |
3 |
7 |
02 |
80 |
ユウキャラット |
3 |
4 |
03 |
81 |
アドマイヤグルーヴ |
7 |
2 |
今年 |
90 |
ダンスインザムード |
5 |
6 |
※馬券は5から馬単で6点。
5月23日3回東京競馬2日目
第11R優駿牝馬(オークス)
GI芝2400メートル発走15・40 |
気まぐれ
予想 |
1 |
1 |
スイープトウショウ |
55 |
池 添 |
. |
2 |
セカンドノホシ |
55 |
梶 |
. |
2 |
3 |
ラグレスロマニー |
55 |
小 野 |
. |
4 |
ドルチェリモーネ |
55 |
安 藤 |
. |
3 |
5 |
ダンスインザムード |
55 |
武 豊 |
◎ |
6 |
ヤマニンアラバスタ |
55 |
江田照 |
△ |
4 |
7 |
ヤマニンシュクル |
55 |
四 位 |
○ |
8 |
アズマサンダース |
55 |
蛯 名 |
△ |
5 |
9 |
ギミーシェルター |
55 |
柴田善 |
△ |
10 |
フレンチアイディア |
55 |
勝 浦 |
. |
6 |
11 |
メイショウオスカル |
55 |
後 藤 |
. |
12 |
ウイングレット |
55 |
田中勝 |
. |
7 |
13 |
ダイワエルシエーロ |
55 |
福 永 |
△ |
14 |
マルカフローリアン |
55 |
吉田豊 |
. |
15 |
レイナシンフォニー |
55 |
石橋守 |
. |
8 |
16 |
グローリアスデイズ |
55 |
岡 部 |
▲ |
17 |
レディインブラック |
55 |
北村宏 |
. |
18 |
シルキーフレンド |
55 |
菊沢徳 |
. |
(レース結果/オークス :1着・ダイワエルシエーロ 2着・スイープトウショウ 3着・ヤマニンアラバスタ ※ コンピ指数90馬の勝率は約50%強。2頭に1頭は敗れるということですが・・。 )
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No.75
5/ 1 |
−「4歳4強」実績対決“春天”− |
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■去年の春天1番人気馬ダイタクバートラム(何とか3着確保)の日刊コンピ指数はいくつだったか?
保存しているデータを拾ってみました(ウルトラ・ニッカンでも確認できます)。
その数値は意外と高く、「88」でありました(最高は90、関西では最高値)。
今思えば“高すぎる”といえるのですが、当時の自分の予想を見ると、そのまま本命にしているのだから仕方ない
(-_-)。
例えば、99年の1番数値はスペシャルウィークの「81」(関東版)
01年あのテイエムオペラオーはもちろん1番数値で「82」(関東版)
過去の名馬と比較しても去年のダイタクバートラムの「88」は、いかに高かったのかが分かるというものです。
日刊スポーツ紙のコンピ指数は相対的数値であるので、その年他に強力な馬がいなければ、押し出されるように数値が上がってしまうのですね。
ダイタクバートラムが1番人気(1番数値)に押し出されることになった決め手は、やはり前走・阪神大賞典G2での1着ですが、それ以前の実績となると断然の1番人気になるだけのものはなかったといえます(今思い返せば・・・^^;)。
そして、今年の天皇賞(春)
1番人気に推されるだけの実績を持つ馬が4頭。そしてみな4歳馬。
ザッツザプレンティ (安 勝) : 菊花賞1着、JC2着、大賞典2着
ネオユニヴァース (デムーロ) : クラシック2冠、大阪杯1着。
リンカーン (武 豊) : 菊花賞2着、有馬2着、大賞典1着。
ゼンノロブロイ (オリヴァー) : ダービー2着、日経賞2着。
4歳世代、実はそれほど強くないとも云われていますが、対等勝負できる5,6歳馬がいるかどうかは疑問です。ミラクル、クリスエスはもういない。
さて、そこで考えます(=こじつけます)。
春の天皇賞を勝つ=3000mをこえる長距離を勝つだけの力がある馬は?
実績・及び距離的にロブロイは少々不安があると思います。
実質は3強対決か!?。
コンピ1番数値は「85」(関東版)で、リンカーン。
軸にするなら、1枠1番ザッツザプレンティと7枠14番リンカーンでしょう。
しかし、こわいのは鞍上デムーロ。
結論。
彼らを頭に、馬券は馬連1−11,1−14,11−14。
馬単1→7,11→7,14→7,を少々。 計6点。
ちなみにウインジェネラーレの実績は、アメリカJCC2着、日経賞1着。父はタマモクロス。2着は有りかも。
5月2日3回京都競馬4日目
第11R天皇賞(春)
GI芝3200メートル |
気まぐれ
予想 |
1 |
1 |
ザッツザプレンティ |
58 |
安藤 |
○ |
2 |
ナリタセンチュリー |
58 |
吉田 |
. |
2 |
3 |
ダービーレグノ |
58 |
幸 |
. |
4 |
ウインブレイズ |
58 |
木幡 |
. |
3 |
5 |
サンライズジェガー |
58 |
福永 |
. |
6 |
イングランディーレ |
58 |
横山 |
. |
4 |
7 |
ウインジェネラーレ |
58 |
蛯名 |
△ |
8 |
シルクフェイマス |
58 |
四位 |
. |
5 |
9 |
チャクラ |
58 |
後藤 |
. |
10 |
ファストタテヤマ |
58 |
安田 |
. |
6 |
11 |
ネオユニヴァース |
58 |
デムー |
▲. |
12 |
マーブルチーフ |
58 |
池添 |
. |
7 |
13 |
ナムラサンクス |
58 |
渡辺 |
. |
14 |
リンカーン |
58 |
武 豊 |
◎ |
15 |
カンファーベスト |
58 |
藤田 |
. |
8 |
16 |
ゼンノロブロイ |
58 |
オリヴ |
・ |
17 |
ヴィータローザ |
58 |
岩田 |
. |
18 |
アマノブレイブリー |
58 |
小牧 |
. |
(レース結果/天皇賞(春) :1着・イングランディーレ 2着・ゼンノロブロイ 3着・シルクフェイマス ※あの3頭は一体どこにいってしまったのか・・・。10着・ネオ、13着・リンカーン、16着・プレンティと3頭とも2桁着順とは負けすぎ、納得いきませんね。
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